軽妙洒脱な作風で知られる20 世紀フランスの作曲家、ジャック・イベ—ルの傑作組曲を親しみやすいギター二重奏に編曲
軽妙洒脱な作風で知られる近代フランスの作曲家ジャック・イベ—ルの最後のピアノ作品をギターデュオ用に編曲しました。
この組曲は主に子どもを対象とするピアノの初学者のために書かれており、愛らしく親しみやすいメロディーに満ちている。幻想と空想に溢れた近代フランス音楽の隠れた名品で、短い曲の中に標題音楽の粋を極めたと言っても過言でないほど各曲の情景が浮かんでくる傑作です。
新井伴典によるギターデュオ編曲は、原曲の簡潔な筆致を踏襲しつつも、ギターでの演奏効果を踏まえて、調性変更やオクターヴ変更を施し、ギター特有のピチカート奏法やハーモニクス奏法等のアイディアを織り込んでいます。
2つのパートはメロディーと伴奏を等分に分け合うように配慮されており弾きやすさも重視しています。
2つのパートの配置変えを試みても楽しさが増すでしょう。
演奏者ならではの標題音楽を作り上げてみませんか?
[収載曲]
15の絵画による小組曲
1. 前奏曲
2. ロンド
3. 陽気なブドウ作り
4. 星たちへの子守歌
5. 呑気な騎手
6. 閲兵式
7. そりに乗ってひと回り
8. ロマンス
9. カドリーユ
10. 水上のセレナード
11. ミシン
12. 別れ
13. クロッカス
14. 初めての舞踏会
15. 御者のダンス
現代ギター社